「【日本スキー場開発】日本スキー場開発とチャート分析」
時価総額が低い銘柄は、大きく跳ねやすいという特徴がある。特にジャスダックやマザーズ市場には時価総額が100億円台、100億円より下の企業も探してみれば多くある。
中々探すのも億劫だったりするので、今回個人的に非常に面白そうな企業を見つけたので、紹介していく。
それが6040 日本スキー場開発である。
【日本スキー場開発とは】
日本スキー場開発(http://www.nippon-ski.jp/index.html)はその名の通り、主にスキー場の運営とスキー場のコンサルタントをしている企業だ。
スキー場というと冬の印象が強いが、日本スキー場開発の場合、オールシーズン向けのサービスを行っている。
運営しているもしくは、コンサルタントをしているスキー場は13カ所にも及んでいる。
売り上げも年々増益していることから、稼ぎ時である冬場以外でも、しっかりと収益を出していることがわかる。
【今年の冬は暖冬の可能性?】
今年の夏は異常なほど暑く、熊谷でも41度を超えるなど各地で連日猛暑が続いた。
ここで考えられるのが、暖冬になった場合降雪量が少なくなるのでスキー客も少なくなり結果的に、収益も少なくなってしまう――と推測できるということだ。
ただ夏、猛暑だったからといって、確実に暖冬になる、というわけではないよう。
それに数カ月前から予報も調べることもできる。
もし降雪量が少なったとしても人工降雪機などで対策が講じられるから心配する必要はないだろう。
【チャートからみる現在の株価】
以下の図は日本スキー場開発の週足とMACDである。
5日線と25日線がデッドクロスしそうな状況である。MACDも同じような状況だ。チャート上からではもうすぐトレンド変換され本格的に下落トレンドへ移行してしまうようにもみえる。実際200日移動平均線を下回っているので、しばらくは下落する可能性が高い。
フィボナッチりとリースメントでみると高値を6/8の2120円、安値を3/23とした場合、最も下落した場合1758円となる。
ただ過去チャートから推測すると1300円台の後半から1400円台半ばくらいから大きく上昇している。底値が1758円前後になるか、それとももっと下になるかは、決算が9月7日なのでそれ次第といったところだろう。
加えて大きく上がる前兆として、多くの場合がダブルボトムをつくっていることに注目したい。
【まとめ】
スノーボードの参加人口は横ばいではあるものの、スキーの参加人口の減少が著しい。
経営が成り立っていないスキー場が多い中、オールシーズンで収益を出している、日本スキー場開発は今後ともに期待できるのではないか。