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「【匿名通貨の将来価格】機密性の強い仮想通貨Zcashについて」 

「【匿名通貨 将来価格】機密性の強い仮想通貨Zcashについて」 

 

少し前までコインチェックでも買うことができた、仮想通貨。それがZcash。昨年アメリカのJPモルガン銀行との提携を発表したことで、話題を集めた。

 現在ロシアに亡命中のエドワードスノーデン氏が「ビットコインの代わりになるだろう」と発言したことでも知られている仮想通貨だ。

 今回は匿名通貨は仮想通貨の中でも機密性が最も強いといわれているZcashについて説明していく。

 

【Zcashとは】

 Zcashは2014年に開発が始められ、2016年に公開された。ビットコインよりも匿名性が高いということで注目を集め、1ZEC=33万円という驚愕の価格をつけた。

現在は時価総額750億円ほどで、1ZEC=17000円ほどと、ビットコインETF承認の延期ということもあり、大幅に下落してしまっている。

今年6月1回目のハードフォークを実施し、して2回目のハードフォークも今年中に予定されている。2回目のハードフォークでは、スケーラビリティ問題を解決を目的としている。

スケーラビリティ問題とは、仮想通貨の取引が急増した結果、送金の遅延などが起こる問題のことである。

 

【Zcashの特徴】

 Zcashの特徴はやはり『ゼロ知識証明』という匿名性をに特化した技術だ。『ゼロ知識証明』とはどのような技術なのかを説明していく。

 

ゼロ知識証明 内容を伝えることなく、事実が事実であるという証明を知識がゼロでも証明をすることができる、というのが『ゼロ知識証明』である。

具体例をあげると、仮にAさんからBさんに1ZECを送るとする。

この場合、誰から誰に、というアドレス、『AさんからBさんに』 』という履歴、『1ZEC』という数量、全てが第三者からは分かることなく、送金を可能にしているというものだ。

 

【機関が予測しているZcashの将来価格】

 

 ここでZcashの価格が将来的にどのくらいになるか、という記事があるから紹介していく。グレイスケールインベストメンツは、デジタル資産が真に革命的になるか分からないとした上で、以下のように結論づけている。

 

 米DCG傘下で仮想通貨投資やビットコイン投資信託の運営を行うグレイスケールインベストメンツが、匿名通貨Zcash(ジーキャッシュ、ZEC)の価格が2025年までに6万2000ドル(約680万円)を超える可能性があると予測した。同通貨がオフショア資産全体の10%の受け皿になると仮定し算出した。 

  

https://bitcoin-newstart.com/zcash-zec#ZcashJP

 

なお、オフショア銀行とは、タックスヘイブン租税回避地)にある銀行のことをいい、オフシャルマネーは全世界で3300兆円といわれている。残り90%はどのような仮想通貨があてはまるのか気になるが、全体の10%というのはかなり大きい規模ではないだろうか。 

 

 

 【まとめ】

 

 Zcashには仮想通貨として弱点があったがそのうちの一つ、スケーラビリティ問題は今年中に解決しそうである。そしてもう一つ、量子コンピュータへの耐性である。

量子コンピューターはブロックチェーンを解析できてしまうといわれており、量子コンピューターの完成は量子コンピューター耐性できていない、仮想通貨は全く無意味なものに成り下がってしまう。

おそらく今後Zcashも量子コンピューター耐性を実装してくるであろう。その時Zcashはかなり大きく上昇するだろう。